大規模ファームで導入が進むセンサー式温度計

北海道や熊本、宮崎では広大なスペースを有した大規模ファームと呼ばれる施設があります。北海道であればホルスタイン種の乳牛を2000頭以上を飼育、熊本なら赤牛という品種の和牛で、宮崎は烏骨鶏種の地鶏です。2000頭以上を飼育する施設を大規模ファームと呼んでおり、昨今ではオートメーション化が進んでいるのが特徴です。昨今では畜産業の人手不足が深刻化を増しており、後継者がいないケースも多々あります。

そこで農林水産省では、各施設で新しい取り組みを提案されるに至ります。それがオートメーションであり、すでに国内では多くの施設で実施をされています。簡単にその概要をここで見ていくことにしましょう。北海道の牧場を例にすると、室内になる牛舎にセンサー式温度計を多数取り付けて、完全自動で温度計測をなされています。

以前は担当スタッフが取り付けている水銀式温度計で測定をして回っていましたが、その作業だけで半日以上の時間を費やしていました。ところがセンサーを導入したことで、現在では離れた位置にある管理棟でチェックをすることが可能です。センサーはインターネット回線と繋がっており、パソコンを駆使すれば逐一気温を確認することができます。おかげで現在ではひとりで計400棟の牛舎の気温管理をすることができ、エアコンの運転も自動で設定をすることも可能となりました。

温度計だけでなく湿度計にも対応しているセンサーもあり、活躍する機材です。

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